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断片化(だんぺんか)とは?

この記事では、断片化について解説していきたいと思います。

 

下記のA~Fがファイル、□が空き領域だと考えてみましょう。

AAAAABBBBBCCCCCDDDDDEEEEEFFFFF□□□□


例えば、ファイルAが更新されたが収まりきらないのでDの中に無理矢理挿入しました。

AAAAABBBBBCCCCCDAAAADEEEEEFFFFF

この状態だとA→B→C→D→A→D→E→Fの順に読み込むため、不必要にヘッドを回転させようとするのです。

この現象をファイルの断片化と呼び、英語ではフラグメンテーション(英: Fragmentation)と呼びます。

これが進行すれば進行するほどパフォーマンスも徐々に低下します。


デフラグを実行することで、次のような配置となり、最初のような形となります。

AAAAABBBBBCCCCCDDDDDEEEEEFFFFF


特に5,400rpmのSATA HDDを使用している場合は断片化によるパフォーマンスの低下が顕著になります。7,200rpmの場合は少しはましかもしれませんが、いずれにせよHDDでは断片化影響を受けやすいです。

なお、SSDではデフラグをする必要は一切ありません。理由は寿命が縮まるためです。


また、ファイルシステムによる違いもあります。

FAT32はファイルシステムの性質上断片化しやすいですが、NTFSはFATに比べると断片化しにくいです。


断片化が酷い場合、デフラグで33ステップ(またはそれ以上)まで実行される場合もあるので注意が必要です。

セーフモードでデフラグを実行すると高速になる可能性がありますが、実行できない場合もあるので注意しましょう。


これで断片化について理解できましたか?

以上で断片化についての解説を終わります。

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